「延命治療」と「生かす為の治療」。前者は現代医学では治癒が不可能で延命を目的とする。後者は治癒が不可能でも奇跡を信じあらゆる治療を行うことと私は考える。
当初、私の長男は前者で体にメスは入れず出来るだけ苦しませなくて日々を過ごさせてあげる予定でしたしかし5歳で小さかった為小児科に転科したことを機に、医師から延命ではなく生かす治療をしたいと言われました。死が迫っているのならばメスを入れないで延命させてあげたいと思っていましたが、医師の力強い「生かす治療をしたい」ということばに賭けたのです。この治療は抗ガン剤を使い、ガン化した部位は可能な限り手術で切除、放射線の照射、最後に骨髄移植を行いました。すべての治療を終えて無事退院し、今は元気に過ごしております。
私は、すべてを受け入れ、無きに等しい希望に賭けたのです。さて、延命治療を行っていたならばどうなっていたことでしょう。
ありがとうございました。
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