今まで私が経験した辛かった事の一つに、長男(当時6歳)の右足切断の告知があります。何日も前から説得する為の言葉を色々考えました。手術をしなければならないとわかってはいるものの、まだ小学校にあがる前の我が子に足を切ってしまうことを告げるには大変勇気が要ることでした。
当日、医師・看護師と共に父親として伝える瞬間が来ましたが、私は涙を堪えるのが精一杯でした。その時、長男は私の事を察したのか、私のひざに入り込んできました。瞬間我慢していた沢山の涙がこぼれ落ちましたが、勇気を振り絞って伝えました。「足切っちゃうけど頑張ろう!」その一言しか言葉が出せませんでした。長男は「頑張る」と、すぐ答えてくれました。
普段、私は言葉を伝える場合色々考え飾られた言葉を使いますが大切な事は一言でも良いから一所懸命伝える事ですね。
ありがうございました。
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