『あおぞら』通信2003年(平成15年)12月10日第27号
今月(こんげつ)の言葉(ことば)
立派(りっぱ)な物差(ものさ)しより 今(いま)ここにある物差(ものさ)しが一番(いちばん)、正解(せいかい)かもね

 私(わたし)は長男(ちょうなん)の病気(びょうき)を通(つう)じ、沢山(たくさん)の活動(かつどう)に参加(さんか)するようになりました。講演(こうえん)の依頼(いらい)もあり子供(こども)の闘病(とうびょう)体験(たいけん)をお話(はな)しする機会(きかい)もあります。
 ある日(ひ)のことです。長男(ちょうなん)から
「どんなに僕(ぼく)の事(こと)を思(おも)って話(はなし)を伝(つた)えても僕(ぼく)の辛(つら)い気持(きも)ちなんか、お父(とう)さんに分(わ)かるわけない。相手(あいて)に伝(つた)わる訳(わけ)がない。」・・・・・「一番(いちばん)大事(だいじ)なのは、相手(あいて)と同(おな)じ目線(めせん)で同(おな)じ物(もの)をみる事(こと)。相手(あいて)が感(かん)じている事(こと)。やってほしい事(こと)。やってほしくない事(こと)が分(わ)かるんだ。」と言(い)われがっかりした事(こと)があります。子供(こども)のため、人(ひと)のためになると思(おも)いながら行(おこな)っていた事(こと)が全(すべ)て否定(ひてい)されたような気持(きも)ちでした。
 今(いま)まで自分(じぶん)の目線(めせん)(価値観(かちかん))で他人(たにん)を判断(はんだん)し色々(いろいろ)な形(かたち)で協力(きょうりょく)していたつもりが本当(ほんとう)は正(ただ)しくなかったのかもしれません。大事(だいじ)なのは同(おな)じ目線(めせん)で同(おな)じ物(もの)を見(み)て感(かん)じ、それから行動(こうどう)に移(うつ)す。・・・・・
   ありがとうございました。

創刊  2001年10月10日 発行者 高遠 勲